ビアンキ ミニベロ9(Bianchi Minivelo-9 Lepre)を購入したのでレビューとか感想とか
おはこんばんにちは。たまござけです。
前回は通勤&普段使い用に、新たにビアンキのミニベロ9を購入するにいたるまでを書きました。
前回の記事はこちら⤵
そんなわけで今回は、タイトル通り乗ってみての感想などをゆるーく述べたいと思います。
目次
1.ビアンキ ミニベロ-9(Bianchi Minivelo-9 Lepre)レビュー
私の今住んでいるマンションにも駐輪場はあるのですが、駐輪代金を払わねばならず、また盗まれる心配もあったことから毎回自室に持ち込んでいます。
そんなわけで屋内撮影。
正面からはこんな感じ。
チェレステブルーのアルミフレームに伝統あるブルックス製革サドル、フレームに沿って張られているワイヤーやアクセントのように光る金色のチューブなど、レトロ感満載でとってもおしゃれです!
フレームやフォークには金色でBianchiの文字が。チェレステブルーには金色が似合いますね~!
私が購入したミニベロはフラットバーハンドルタイプで、このほかにもバリエーションとしてドロップハンドルやブルホーンハンドルが純正でラインナップされているらしいです。
ライトは純正にはなにもついていないので少しの間ロードのライトを流用。レトロな雰囲気をぶち壊しているので後日ヴィンテージライトを購入し取り付けたいと思います(笑)
ドリンクホルダーは後付けで全オーナーさんが取り付けた模様。
ハンドル周り。ハンドルにはステッチ縫いでおしゃれな革製カバーが付属。
とはいえサドルがブルックス製なのに対しここだけなんだかチープに見えるため、ここら辺は改造する予定です。
変速は左右ブレーキの付け根の下にあるレバーで行います。
これがめちゃめちゃ使いづらい。リアよりフロントの方が素直なので日常ではもっぱらフロントの2段変速で走行しています。
シフトの現在位置を表すバーも付いていますが正味いらないです。
ベルはロード購入時についてきたものを流用。
正面にはビアンキの紋章が。イタリアーナの文字も入っており文句なしにかっこいいです(笑)
こういったところがブランドの品質やオーナーの所有欲を満たしてくれるんですね(笑)
フレームのトップチューブにはLepre(レプレ)の文字が。
Lepreとはイタリア語で野うさぎとのこと。
小回りがきいて俊敏なこのミニベロにはぴったりですね。
中古なので仕方ないですが、文字に傷が...
ひっくり返さないとわからないですがダウンチューブとBBシェルの付け根にもロゴマークが。
値段がそこまで高くはないのにもかかわらず、こういった細かい配慮はすごいですね。
続いては各種コンポーネント。まずはペダル周辺から。
全オーナーさんがSPDペダルを取り付けていたのに対し、私は純正のフラぺを取り付けることにしました。
コンポはシマノ105の下位グレード、ティアグラをメインに使用。
とはいえギア数も同じ数になり今でこそ105と比較されるまでになってきたティアグラですが、この型は結構古くギアも前2段、後9段の計18変速となっております。
なので当たり前ですが105に比べてギアの選択肢は少なく、走行性能は明らかに下となっています。(当たり前だ)
まぁ105は完全なスポーツ性重視ですしね(笑)
リアはこんな感じ。
こちらも無粋な100均ライトがついていますが勘弁してつかぁさい...
余談ですが、ミニベロ-9の数字はこっから来てるらしいです。
メジャーなほうのミニベロ8はここが8枚なんですかね。
ハブにはでっかくTIAGRAの文字が。リアも同様です。
メタリックさとこのロゴがレトロな車体とマッチして、レトロ×性能といったこの自転車を体現しているみたいです。
タイヤやブレーキ回り。
前オーナーさんがパナレーサーのタイヤに履き替えたらしいです。
とはいえミニベロ8の純正ではいているような、ゴム色が見えるヴィンテージタイヤもおしゃれなのでここは履き替えるかどうか悩ましいところです...う~ん。
ブレーキは途中でワイヤーが分岐して引っ張られると左右に独立したブレーキが同時にホイールにあたってブレーキをかけるという原始的な構造です。
フレームの穴は本来ついてるはずのフェンダー取付用です。
フェンダーもつけて送ってくれたのですが、固定用のボルトがないのでしばらくはフェンダーレスで行こうと思います(笑)
105のキャリパーブレーキを流用したいと思っていましたが、この構造だと厳しそう...
まぁ時速70kmも出すようなダウンヒルなどをやるつもりはないので特にこのままでいきたいと思います。
レトロでおしゃれですしね!
19世紀から続くイギリスの老舗メーカーBROOKS(ブルックス)社製レザーシート。
おそらくB-17 Standart だと思います。
乗り心地も柔らかく、何よりかっこいいです。
正直この部分でだいぶこのミニベロのおしゃれ度を大幅バフしていると思います。
ただ個体差なのかもしれませんが、私のシートは乗っていると振動でキィキィ鳴きます(笑)
ロードバイクと比較して。
意外だったのがフレームの大きさ自体はそこまで変わらなかったです。
重さもロードバイクが確か8kg台だったのに対しこちらは体感10kg弱くらいとほとんど変わらないんです。
つまりめちゃめちゃ軽い。
アルミフレームなのにこんなに軽いなんて...と最初持ち上げた時はかなり驚きました(笑)
2.実際に乗ってみて
いいところ
さてこっからは実際に乗ってみた感想を。
まずはなんといってもその軽さ!!
軽いので漕ぐのもとても楽、そしてミニベロだけにひらひらまがってくれます。めちゃめちゃ旋回性能が高い。
戦闘機に乗り換えたみたいです(笑)
あとは乗り心地がとっても優しい。
私のロードバイク、フルカーボンで乗り心地が固く、最初の頃はお尻がとっても痛くなってしまっていたのですがこのミニベロはアルミフレームでお尻にやさしく何時間乗っても痛くなりません!!
まぁまだ100km越えのロングライドに出かけたことがないのでわからないですが...(笑)
後は地味にうれしいポイントとして低価格帯で衝撃吸収性が高いので歩道の段差など、割と無茶な路面も臆することなく走行することができます。
ロードだと車の追い越しが怖くても、段差を走りたくないからどうしても車道メインになってしまうんですよね~...
いまひとつなところ
当たり前ですがタイヤの径が小さいので直進安定性は劣ります。旋回性の裏返しですね。
橋渡るときに風が吹いてると結構あおられます。
あとハンドリングがロードに比べシビアなので割とこっちの方が運転に気を使ってたりします。
あと最高速度はロードより遅いです。これもタイヤ径の問題ですね。デメリットというよりそんなもん。
こっからはこのミニベロ9の不満だった点を述べます。
まずは変速が使い辛すぎる。
上でもちょこっと書きましたが変速がシビアなんですよね。特に後ろ。ディレイラーがというより変速レバーが使いづらすぎる。
これ結構押し込まないといけなくて、指押し込むときに割とバランス崩してしまうんですよね。
あとあのシフトを示すバーがださい。
そして革ハンドルが相対的にチープに見えてしまうのでこの2点が大幅にルックスを引き下げていると思います。
あと変速も正直足りないです。
ロードだと一番重たいギアって平地で立ち漕ぎでもなかなか回せないほど固いんですが、このミニベロ、一番重いギアでも割と普通に漕げちゃうほど軽いんですよね。
そうなるとヒルクライムはともかくスプリントやダウンヒルなどでは結構役不足に感じると思います。
逆にこれらコンポ一式を105とかに換装すれば性能が大幅にアップすると思います。
まぁその時は今のブレーキが相対的に性能不足になっちゃいますが...
まとめ
ここまで長々と感想を述べてまいりましたが、このビアンキのミニベロ9、間違いなく買ってよかったです!!!
唯一無二のチェレステカラーでおしゃれでかっこよく、それでいて親しみやすい。
通勤買い物からちょっとしたポタリング、果てはロングツーリングやヒルクライムまでこなせる可能性を秘めた機体だと思います。
何でもこなせるオールラウンダーですね(笑)
あとはもう何といってもこのデザイン!!!これを見ながら三度の飯だって食べれちゃいます!(笑)
デザインが気に入っているかどうかってやっぱり重要で、もしそうだと「こいつともっと走りたい!」って思うことで、例えば何もない日などは自然とこいつでどこか散歩しに出かけようとかってなりますし、また買い物の帰りなども「ちょっと遠回りして帰ろう」って思ったりでついつい一緒にいる時間が長くなってしまいます。
お値段も定価が10万弱だったのに対し4万と、こちらの面でもかなり満足でした。
あんまり高いと盗まれたり傷つけられるのが怖かったりで、走るのがおっくうになっちゃいますからね(笑)
改善点としては、上に挙げたようにコンポやハンドル部分等何点かあるので、おいおい部品をそろえつつ都度交換していきたいと思っています。
将来的に、アルテグラ一式購入して、それをロードに移植し余った105コンポをミニベロに装着したいと思っていたり。
そんでドロップハンドル化してブルックスの革テープ巻いて砲丸ライトつけて....
さて長くなりすぎたんでこのくらいで。
皆さんも普段使いの自転車を買うならデザインで選ぶのもありですよー。
そんじゃ!